【モナ男】民主党 細野豪志 不倫旅行の顛末


   【モナ男】民主党 細野豪志 不倫旅行の顛末


路上キス写真が問題になった細野豪志衆院議員(35)とTBS系「筑紫哲也NEWS23」のキャスターを“休養中”の山本モナ(30)が、今度は「京都不倫旅行」を撮られた。

10日発売の写真週刊誌「フラッシュ」が報じたもので、初秋の9月21日、2人が京都市内の高台(こうだい)寺に向かう石畳の坂を手をつないで肩寄せ合い散策する姿をとらえている。

先に写真週刊誌「フライデー」では、2人が9月20日にJR品川駅から新幹線「のぞみ」号で不倫旅行に旅立つところまで報じており、その続編が雑誌を代え「フラッシュ」で報じられた形だ。

漆塗りの店で熱心にお椀や箸を品定めする様子も見られたといい、もはや誰が見てもリッパな不倫カップルだ。

不倫スキャンダルが炸裂(さくれつ)した民主党の細野豪志衆院議員(35)へのインタビュー後編。TBS系報道番組「筑紫哲也 NEWS23」の新キャスター、山本モナさん(30)との関係や、説明責任の考え方などを聞いた。

 


【議員パスの使用について】

――細野議員が(9月20日、モナさんとの私的旅行の際)議員パスを使ってJR品川駅改札を通過したことを報じた夕刊フジ記事に、細野事務所から「抗議文」が届いている。議員パスの使用は問題ないと考えるのか?

「最も本質的な部分は、乗車券を買わずにパスを使って移動したか否かだと思っていた。その部分について(パスは使用していないと)答えたつもりだった。認識が違っていた」

≪議員パスは国会議員が政治活動を行うため税金から支給されている。衆院広報課では『議員パスの使用は公務に限られている。私的な旅行はもちろん、乗車券を購入していたとしても、私的な用事でパスを使って改札を通ることはできない』と説明する≫

――議員パスを使って改札を通過したことについては

「乗車券は別途購入していた。ただ、一般の方は(同様のケースでは)入場券を買う場合もある。今から考えると反省しなければならない」

――問題があったと受け止めていいのか

「そう思っている」

――マスコミに配布した文書に「家族旅行の際も、議員パスを使って入場することがある」とあるが

「選挙区にはいろんな方がいる。経済的に家族旅行が難しい人もいる。国会議員として、楽しく家族旅行に出かけるところを見せるのを躊躇(ちゆうちよ)する部分もあり、乗車券はきちんと買っていたが、パスを使って入場することもあった」

――家族と別々に改札を通れば、議員パスを使う必要はないのでは

「家族に乗車券を買ってもらうケースが多かったので。理解していただくのは難しいかもしれないが」

――日ごろから、「公私の区別を明確にする」と主張しているが

「乗車券は別途購入しているので、公私の区別はしているつもりだ」

――では、こうした議員パスの使い方をこれからも続けていくのか

「当初は乗車券を買うことが本質で、それをやっておけば問題ないと本当に思っていた。ただ、ご指摘を受けていろいろ考えた結果、今回の件は率直に反省している。家族旅行などの際を含め、今後は改めていきたい」

――乗車券を購入した証拠を準備していると聞いたが

≪弁護士が説明する≫

「これは私が説明する。(JR東海に)弁護士会照会手続きを取っており、17日に、『今週中に回答できると思う』と連絡があった」

――それは券売機の電子記録のようだが、誰が買ったかなど個別に特定できるものなのか

「こちらから『購入した駅と時間、乗車した新幹線、グリーン車、現金をいくら入れ、おつりがいくら出てきた』といった細かい情報を指定し、『こういう記録はあるか?』と照会している。確度は高い」

――同じ条件で購入した人物が別にもいる可能性もあるのでは

「何千分の1の可能性ではあるかもしれないが、合理的疑義を差し挟むことのない証拠が出てくると思う」

――帰りの新幹線では議員パスは使用していないか

≪再び、細野議員が説明を始める≫

「東京まで帰ってきたが、現金で乗車券を購入している。議員パスは改札でも使っていない」

――(モナさんと訪れた)京都ではホテルに宿泊したと思うが、宿泊名簿に実名を記入したか?

≪偽名で宿泊した場合、私文書偽造、行使、または旅館業法違反の罪に問われる≫

「私がお答えすべきは、議員パスの件ということですから…。どこに行ったか、何をしたかはお答えできない」



【モナさんとの関係について】

――報道キャスターと取材対象者である国会議員との交際は(不倫だけでなく)問題がある。いつ、誰の紹介で知り合ったのか?

「今回のことに関しては、私自身の責任を感じている。本当に申し訳ないと思っている。ただ、個別のことは先方に迷惑がかかるので、ご容赦いただきたい」

――細野議員は平成15年、筑紫氏と共著「情報は誰のものか」を出版している。彼の紹介か

「まったく関係ない。共著というが個人情報に関するシンポジウムを本にしただけ。筑紫氏と個人的に親しくはない」

――モナさんのキャスター抜擢(ばってき)に関係は?

「一切ない。別の世界の話だ」

――国会議員、民主党役員室長として知り得た情報を特別に流したことはないか

「国会議員である限り、それは最も重要なことなのでケジメをつけている。それはない」

――一般論として、キャスターと国会議員の深い関係が発覚した場合、キャスターの中立・公平性を信頼できるか

「私自身がコメントできることではない」

――細野議員の謝罪コメントには、当初、モナさんにわびる文面もあったが削除された

「山本さんに申し訳ないことをしたという気持ちは今も変わらない。国民の方々へのおわびに重点を移した文章にした」

――写真週刊誌「フライデー」に取材された際、細野議員はモナさんとの関係を全否定していたが

「議員宿舎前で不意に質問を受けた。山本さんについて聞かれたことは分かったが、個別の質問が認識できる状況になかった。ああいう形で否定した認識はない」

――気が動転?

「極めて限られた時間だった。ああいう、一問一答という形で取材を受けた思いはない」

――気持ちの上でウソをついた意識はないと

「はい」

【説明責任、今後について】

――先月29日の衆院本会議後、報道陣が説明を求めて集まったが、細野議員は「コメントを出した通り」と突っぱねた。説明責任を果たしたと考えるか?

≪当初、細野議員は109字のコメントを配布しただけだった≫

「今回のことは、個人的な問題なので。それについて個別に答える立場にないと考え、そういう説明をした」